自然に還るとはどういう事か

Nonfiction, Social & Cultural Studies, True Crime, Espionage, Social Science, Crimes & Criminals, Religion & Spirituality, Philosophy

• Author: 余語 盛男
• ISBN: 1230002162034
• Publisher: かなめ出版
• Publication: February 16, 2018
• Language: Japanese

「千の風になって」という歌がヒットしました。実際に人間は、火葬されると体の大部分は気体の分子になり、煙突を抜けて大気に同化します。だからあなたの親しかった人の分子も、あなたのすぐ傍に居ます。風を感じたらその人を想えば良いのです。そしてその分子は、他の生物から来た分子と出会って、新しい生命体を作って行くのです。
これを私は「分子輪廻」と名付けました。以下は目次をご覧下さい。
目次
1.序章：冥福について――死の価値に気づいた時――
死は空しいと言われますが、そうではありません。死んで分子輪廻の輪に入る事によって、新しい生命が生まれるのですから、死は、地球生態系にとって、高い価値を持つものであるのです。
2.私の葬式
3.家の墓があるのに何故入らないのか
4.私は無神論者ではないがアンチ宗教論者である
5.昔の学問は神学、宗教学でした
6.霊というものは何でしょうか
7.死んだ人を「ほとけ様」というのは何故でしょうか
8.宗教は人類の文化遺産です
9.天国や地獄、極楽浄土は本当にあるのでしょうか
10.お経はどこがどう「有難い」のでしょうか
11.「自然葬」とは何でしょうか
12.自然科学は人間を謙虚にしました
13.人間は考える葦である
14. 私の「分子輪廻」と「千の風になって」の歌の違い
15.地球生態系に親しみを持つこと
16.宗教説話と科学的論理
17.むすびの章：自然に還るとはどういう事か